ビタミンとミネラルの働き
青汁の成分には、豊富な食物繊維の他にも、炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの「5大栄養素」がたっぷり含まれています。これらには血や骨を作ったり、生命活動のエネルギー源となったり、消化、排便、治癒など代謝の働きを促します。
その中でもビタミンとミネラルは、エネルギー代謝や体内の物質の合成を助ける働きがあります。
そこで、このビタミン類とミネラルの働きについてくわしく見てみましょう。
まずはビタミンから!
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ビタミンA
目の角膜・粘膜・胃腸・肺・皮膚・髪・爪などの健康を維持する働きがあります。乾燥肌を防ぎ、粘膜を正常に働かせ、胃腸の健康維持、体の免疫力を高めます。不足すると、夜盲症(暗闇で目が見えにくくなる)などの目のトラブルや、風邪をひきやすくなったり、口内炎ができやすい、歯茎が腫れやすい、といった症状が表れます。脂溶性のため、摂りすぎると吐き気や頭痛・下痢などの症状が出ますが、一般的な食事ならほとんど問題ありません。
ビタミンAを多く含む食品
レバー・バター・卵黄・ニンジン・うなぎ等
ビタミンB1
炭水化物は、体内でブドウ糖に変わり、肝臓でエネルギーに変換しますが、そのエネルギーに変える働きがあるのがビタミンB1です。不足すると、エネルギーが脳まで届かず、体のだるさ、倦怠感、手足がむくみ・しびれ・脚気などの症状が表れます。また、イライラや不眠の原因にもなります。
ビタミンB群は水溶性のためたくさん摂取しても尿中に排泄されます。たっぷり補給して、脳の働きを活発にしましょう!
ビタミンB1を多く含む食品
豚肉・赤身肉・全粒穀物・ナッツ・大豆・ほうれん草など
ビタミンB2
細胞の再生やエネルギーの代謝を促す働きがあります。皮膚や粘膜を健康に保つために不可欠な栄養素で、不足すると脂っぽい肌になったり、成長不良、口内炎や舌炎、眼精疲労、白内障などの症状が現れます。
水溶性のため、毎日摂取することが大切です。
ビタミンB2を多く含む食品
赤身魚・ヒレ肉・ささみ・バナナ・さつまいもなど
ビタミンC
ビタミンの代表格といえるビタミンCは、体の抵抗力を高め、ストレスを解消する働きがあります。また、コラーゲンの合成を助け、若々しいお肌をつくり、細胞を丈夫にして血管や皮膚、骨を強くします。細菌やウイルスの侵入を防ぎ、カゼを予防します。また、胃ガン、肝臓ガンの原因になるニトロシアミンの生成を抑制します。不足すると肌のハリを失わせ、シミやソバカスができやすくなります。水溶性なので、まとめて摂取しても不必要な分は体外に排出されます。
ビタミンCを多く含む食品
赤ピーマン・ブロッコリー・キウイフルーツ・レモン果汁など
ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、細胞の老化や病気の原因となる活性酸素を抑制する働きです。血管の健康を保ち、血液をサラサラにし、動脈硬化を防ぎます。ホルモンバランスを整え、生殖機能を正常に維持するので、更年期障害や不妊治療に用いられます。不足すると、老化が進行し、免疫力が低下して疲れやすくなったり風邪を引きやすくなります。
ビタミンEを多く含む食品
アーモンド・モロヘイヤ・しそ・ほうれん草など
ビタミンK
血液を凝固させる成分をつくるための補助的な役割を果たす脂溶性ビタミンです。また、骨の形成にビタミンKが深く関わっているとされ、骨粗鬆症の予防にも用いられています。慢性的なビタミンK不足は骨粗鬆症や骨折を引き起こします。
ビタミンKを多く含む食品
ブロッコリー・モロヘイヤ・小松菜・納豆・わかめなど
どれも健康に欠かせない栄養素です
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